インド最初期仏教 覚え書き 備忘録

現上座仏教教団(スリランカ タイ ミャンマー等)が保持するパーリ語経典からの引用を中心にした仏教紹介。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

国家権力を持たない庶民、盗賊が欲のために犯罪を犯すと、時の国王に処刑される。四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART6[次第説法39 欲の欠点、危難]

shonannokaze2023.hatenablog.com ↑前回の続きです。人間が生活をし、時に余暇を楽しむためには(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るためには)、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 パーリ語仏…

「人間が得る欲の危難(障害、煩わしさ)とは何か?」『庶民は戦争に巻き込まれ、徴兵され、死ぬほどの苦しみに遭う可能性あり。』 四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART5[次第説法38 欲の欠点、危難]

shonannokaze2023.hatenablog.com ↑前回の続きです。人間が生活をし、時に余暇を楽しむために(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るために)は、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 パーリ語仏典 …

「人間が得る欲の危難(障害、煩わしさ)とは何か?」『意見の違い、衝突』 四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART4[次第説法37 欲の欠点、危難]

shonannokaze2023.hatenablog.com 人間が生活をし、時に余暇を楽しむために(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るために)は、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。↑前回の続きです。パーリ語仏典 …

仏教で言う「人間が得る欲の危難(障害、煩わしさ)」とは何か?四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART3[次第説法36 欲の欠点、危難]

shonannokaze2023.hatenablog.com ↑前回の続きです。パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片山一良訳 大蔵出版 P237から引用 欲(kaama)の危難 (障害、煩わしさ) 「つぎに、比丘たちよ、もろもろの欲の危難(障害、煩わしさ)とは何…